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【50代・60代初心者向け】英語やり直し組が勉強を始める“前”にやるべき5つの準備
2025.11.04

50代、60代の英語学習は「始める前」が9割

英語の勉強を始めようと思ったとき、多くの人が最初にやってしまうのが、

「間違った始め方」です。

たとえば、いきなりTVのCMを見て英会話スクールに申し込んだり、

教材を次々に買い漁ったり。

あるいは、周りの人に宣言してモチベーションを上げようとしたり。

でも、実はこうした行動こそが最初のつまずきの原因になることが多いのです。

英語の学び直しに成功する人と、途中でやめてしまう人の違いは、

「始め方」ではなく「始める前の準備」にあります。

つまり、英語学習は始める前の心構えと環境づくりで9割が決まります。

この章では、特に50代・60代の初心者がやりがちな

「勉強を始める前にやってはいけないこと」を、実例を交えて解説します。

これを避けるだけで、学習のスタートラインがぐっとスムーズになります。

 

① 身近な人に相談すること

英語の勉強を始めるときに、まず家族や友人に「英語を始めようと思う」と話す方は多いです。

しかし、その相手が英語を話せない人の場合、否定的な反応(=ドリームキラー)を受けてしまうことがよくあります。

「今さら英語?」

「どうせ続かないでしょ」

「そんなの必要ある?」

 

こうした言葉は、本人に悪気がなくても、学習を始めたばかりのあなたの気持ちを一瞬で冷やしてしまいます。

特に50代・60代になると、周囲には「もう英語を諦めた人」も多く、

その人たちの“諦めの価値観”を無意識に押しつけられることがあります。

ただそれは、その方たちの価値観で決めたことであって、

どんなに親しい人であろうと、あなた自身の価値観ではありません。

そして英語が話せない人にとっては、英語が話せることの魅力は決してわかりません。

なぜなら、英語を話せる世界を経験したことがないからです。

もちろん、応援してくれる人ならいいですが、それが難しそうな場合は、

最初は誰にも言わず、静かに始めることも一つの手です。

 

行動で見せる方が、言葉で説明するよりもずっと説得力があります。

 

そして、結果が出始めた頃に、「最近ちょっと英語勉強しててね」と

さりげなく伝えればいいのです。

その時には、もう誰もあなたを止められません。

あなたの人生です。

 

あなたがやりたいことをしっかり決断してやっていくという

強い意志をまずは持つことが大切です。

 

② いきなり英会話スクールに通うこと

「英語を話せるようになりたいから、まず会話だ!」と考えるのは自然な流れですが、

実はここに大きな落とし穴があります。

多くの人が最初に英会話スクールへ行って挫折する理由は、

基礎がない状態で会話をしようとするからです。

英会話スクールは「使う練習の場」であって、「基礎を作る場」ではありません。

中学英語レベルの文法と発音の基礎が身についていないままスクールに行くと、

レッスン中に先生の話が理解できず、何も話せない時間が続いてしまいます。

その結果、「やっぱり英語は無理だ」と感じてしまうのです。

会話の前にまずやるべきことは、自分の口で正しく英文を組み立てる力を育てること。

基礎文法と発音を自分の体に染み込ませておくと、スクールでの会話練習が一気に効果的になります。

「話す」ためには、まず「使う型」を口に慣らすことから。

 

それをせずに英会話に飛び込むのは、泳ぎ方を知らずに海に入るようなものです。

 

③ 語学留学を考えること

「やっぱり本場で学ぶのが一番早い!」と留学を考える方もいますが、
基礎のないまま行ってしまうと、“聞き取れない・話せない・何も伝わらない”という現実に直面します。

現地の生活では、授業中も買い物も、すべてが英語です。

単語の意味を調べる時間もなく、周囲の会話のスピードについていけないまま数か月が過ぎる…。

そんなケースを、実際に何人も見てきました。

留学は、英語の基礎を「使って伸ばす場」です。

行く前に中学英語を使いこなせるようにしておくことが最低条件。

それができていれば、留学中に吸収できる量もまるで違います。

とはいえ、実はこれは私自身の体験でもあるのです。

英語を学ぶなら、テキストで学ぶのではなく、現地で「生の英語」に触れるのが、一番!

そんな風に思ってオーストラリアに行きましたが、現実は、基本の英語力がないまま

留学しても、「生の英語」に触れる機会さえないのです。

特に今はみんなスマホを持っているので、道がわからなくても自分でGoogleマップを調べられるし、

何かわからないことがあれば、スマホを使って日本語で検索出来てしまうので、

英語を使って、人に聞くこと自体がやりづらい状況になってしまいました。

海外に行くこと自体はもちろん、素晴らしい経験になりますが、まったくの英語初心者の場合、

「英語を学ぶ」という観点からは、あまりメリットが得られないというのが現実です。

 

④ “楽して身につく”教材を信じること

「聞くだけで話せる」「一日5分でペラペラ」「寝ながら英語」──そんな広告を、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

けれど、正直に言うと、その方法で本当に話せるようになった人を私は見たことがありません。

英語の上達は、筋トレと同じです。

一気に変わる魔法の方法はなく、反復と実践の積み重ねが欠かせません。

 

もし“聞くだけで上達する”なら、海外ドラマを見ている人は全員バイリンガルになっているはず。

でも現実はそうではありません。

 

なぜなら、英語は「聞く」だけでなく、「使う」ことで初めて脳に定着するからです。

受け身で情報を取り入れても、英語の回路はつながらないのです。

 

⑤ 英語学習とダイエットは同じ

英語学習は、実はダイエットにもよく似ています。

世の中には、「飲むだけで痩せる」「これを食べれば太らない」といった魅力的な情報があふれていますよね。
でも、そのほとんどは一時的な結果しか出ないか、健康的ではありません。

本当に効果があるのは、「規則正しい生活」と「適度な運動」、そして「腹八分目」という地道な積み重ねです。

英語もまったく同じです。

「これを聞くだけで話せるようになる」「たった3か月でペラペラに!」というキャッチコピーは、

最初はとても魅力的に聞こえます。

しかし、実際にはそれで成功する人はほとんどいません。

むしろ、“楽して身につく”方法に飛びつくほど、遠回りになってしまうのです。

 

地味でも、確実に効果が出る学習法を選びましょう。

コツコツと積み上げた時間は、必ずあなたを裏切りません。

 

⑤ テキストを買い漁ること

「この本も良さそう」「これも評判がいい」――そんなふうに次々と教材を買って、

気づけば本棚が英語テキストでいっぱい…。これは、真面目な人ほど陥りやすい罠です。

お気持ちはわかります。つい書店に行って英語教材を見ていると、

「今度こそ、このテキストなら…。」と思い買いたくなってしまうんですよね。

ただ、教材は多ければ多いほど“安心”に見えますが、実際には逆効果。

どれも中途半端に終わり、結局身につかないままになってしまいます。

また沢山使わない教材があると、心理的にも、「自分は続けられなくてダメだな」と落ち込んでしまいがちです。

 

英語の基礎力をつけるうえで必要なのは、「1冊をボロボロになるまで使い倒すこと」

同じテキストを何度も繰り返すことで、文法や語彙が体にしみ込み、反射的に使えるようになります。

一冊を極めた人と、十冊を浅く触った人。確実に前者の方が早く上達します。

 

つまり問題は、教材の内容ではなく、持っている教材をどう使うかということです。

まとめ:間違ったスタートを避けることが最大の近道

英語を始めるとき、やる気がある人ほど焦って行動してしまいがちです。

しかし、最初の選択を間違えると、後で何倍も時間を失うことになります。

「誰に話すか」「どんな教材を使うか」「どんな順番で学ぶか」―これらを意識的に選ぶことが、成功する英語学習の第一歩です。

特に50代・60代の学び直しでは、“量より質”“速さより方向”が重要。

 

正しいスタートを切れば、遅すぎるということはありません。英語の勉強は、今日からでも確実に変えられます。

第2章:英語学習の目的を明確にする

「英語を話せるようになりたい」と思っても、なぜ話せるようになりたいのかが

あいまいなままでは、勉強の方向が定まりません。

目的が明確でないと、どんな教材を選ぶか、どんな練習を優先するかが分からず、

気づけば“勉強しているのに成果が出ない”状態に陥ります。

特に多いのが、「英語が話せたらかっこいい」「簡単な日常会話ができるようになりたい」という目標。

これらは一見わかりやすいようで、実はあまりにも漠然としているために続かないケースがほとんどです。

なぜなら、「どんな場面で」「誰と」「どんな内容を」話せるようになりたいのかが明確でないからです。

ゴールがぼんやりしていると、どれだけ頑張っても
“どこに向かっているのか分からなく迷子”になってしまいます。

特に50代・60代で学び直す場合は、若い頃のように「なんとなくやってみよう」では続きません。
モチベーションを支えるのは
「なぜ自分は英語をやるのか」という理由の深さです。

目的がはっきりしていれば、忙しい日々の中でも「今日はここだけやろう」と集中できるし、迷わず行動に移せます。

まずは、あなた自身の英語学習の“ゴール”を明確にしていきましょう。

 

① 旅行・日常会話が目的の場合

旅行や日常生活で使いたい場合、最初から完璧な文法を目指す必要はありません。
焦らず、自分が話したい場面から始めましょう。

たとえば、
・ホテルでチェックインするとき


・空港で荷物を預けるとき

 

・レストランで注文するとき

・病院で症状を伝えるとき

こうした「具体的に使う場面」を練習すると、使うフレーズが具体的で記憶に残りやすくなります。
そして、「自分にも使える英語がある」と感じることで自信が生まれ、学習の楽しさも増します。

目的別:旅行・日常会話シーンに合わせた学習法

① ホテルでチェックインするとき
チェックインでは、「定型表現の暗記」と「聞き取りの慣れ」がカギです。
相手が言うフレーズ(“How many nights?” “Can I have your passport?”など)は決まっています。
まずはホテル英会話の定番フレーズを聞き取り+リピート練習し、
自分の情報(名前・泊数・支払い方法)を英語で即答できるようにしましょう。

💡おすすめの練習法:
・ホテルチェックインの会話スクリプトを音読+ロールプレイ
・ChatGPTなどで「Hotel check-in English」で検索し、シャドーイング
・AI英会話で「I’d like to check in.」から始まる会話を練習

② 空港で荷物を預けるとき
空港カウンターでは、「聞き取る力」と「数字・量の表現」が重要です。
チェックインスタッフの質問は早口ですがパターンが決まっています。
“What’s your final destination?” “Did you pack your bags yourself?” などを聞き取れるように、
実際の音声を使って耳を慣らしましょう。

💡おすすめの練習法:
・リスニング教材で空港シーンを繰り返し聞く
・数字・時間・地名などをすばやく言える練習(例:“Brisbane to Tokyo, one suitcase.”)
・ChatGPTやAI英会話で「baggage check-in」をテーマにロールプレイ

③ レストランで注文するとき
注文場面では、「言いたいことを瞬時に英語にする力」が大事です。
メニューを見ながら迷っている時も英語で自然に反応できるよう、
“What do you recommend?” “Can I have this one?” などの使えるフレーズを覚えましょう。

💡おすすめの練習法:
・自分の好きな料理を例にして注文練習(“I’ll have the chicken curry, please.”)
・ドラマや動画でウェイターとの会話をシャドーイング
・「What’s this?」「Can I get it without onions?」など応用質問を練習

④ 病院で症状を伝えるとき
この場面では、「症状を正確に伝える単語」と「簡潔な文の型」が重要です。
難しい単語を使う必要はありません。
“I have a headache.” “My stomach hurts.” のように、
シンプルな構文を使い回せるようにしておくと安心です。

💡おすすめの練習法:
・体の部位と症状をセットで覚える(headache, sore throat, cough, etc.)
・症状を日記に英語で書く練習(“I felt dizzy today.”)
・AI英会話で「doctor’s visit」シナリオをロールプレイ

 

② 仕事で使いたい場合

仕事で英語を使いたい人は、まずどのシーンで必要かを具体化するのがポイントです。

目的が違えば、必要な語彙も文法も練習法も変わります。

例:
・外国人の同僚と会話を円滑にしたい

・英語でプレゼンテーションができるようになりたい

・外国人の同僚とアフターファイブで日常会話ができるようになりたい

目的別:ビジネスシーンに合わせた学習法

① 外国人の同僚と会話を円滑にしたい
職場での雑談やちょっとした会話をスムーズにするには、「聞き取り力」と「リアクション表現」を鍛えるのがポイントです。
相手の話を正確に理解し、「なるほど!」「そうなんですね」と返すリアクションを練習しましょう。

💡おすすめの練習法:
・英語ポッドキャストを1日10分シャドーイング(職場会話中心のもの)
・短い会話フレーズを「自分の職場バージョン」に置き換えて音読
・ChatGPTやAI英会話で「職場トピック(meeting, weekend)」の会話練習

② 英語でプレゼンテーションができるようになりたい
この目的の中心は、「構成力」と「伝える力」です。
難しい単語よりも、シンプルで明確な英語で「筋道を立てて話す」練習をしましょう。

💡おすすめの練習法:
・自分の発表を日本語で3分要約し、それを英語に直す
・“導入→理由→例→まとめ”の構成テンプレートでスピーチ練習
・オンライン英会話でプレゼン練習+録画してセルフチェック

③ 外国人の同僚とアフターファイブで日常会話をしたい
この目的では、「会話の引き出し」と「スモールトークの慣れ」が大切です。
話題は仕事ではなく、映画・家族・週末などの身近な話。
緊張をほぐすコツは、「相手の話に質問を返すこと」です。

💡おすすめの練習法:
・YouTubeやドラマの「日常会話シーン」を毎日1つ音読+暗唱
・週に1回、自分の日常を英語で3行日記にまとめる
・AIチャットで「How was your weekend?」などの自然な受け答え練習

またビジネス現場では、文法の完全性より「伝達の明瞭さ」が成果に直結します。

主語+動詞で簡潔に言い切る、結論→理由→依頼の順で話す、など現場の型に結びつけた練習が近道です。

 

③ TOEIC・資格目的の場合

「英会話もTOEICも同時に」は非効率です。鍛える力がまったく異なるため、頭の切替が追いつかず中途半端になりがちです。

TOEIC:リーディング力/リスニング力/解法スキル(設問処理)
英会話:瞬発力/語順感覚/発音とリズム(やり取り)

仕事でTOEICが必要な場合は、まず「目的を明確に分ける」ことが大切です。

 「スコアを上げたい時期」と「会話力を伸ばす時期」を区切り、両方を同時進行にしない方が効率的です。

💡おすすめの学習法

・TOEIC対策は、文法・語彙・リスニングの基礎固めを中心に(英会話にもつながる)
・会話練習は、「瞬発力・語順感覚・発音」に集中
・時期を区切り、目的別に学習を切り替える

TOEICのスコアは評価指標として大切ですが、
英語でコミュニケーションが取れるようになりたい方には、
TOEIC中心の勉強はおすすめしません。
実際の会話練習を取り入れることで、リスニング・スピーキング力も自然に伸びます。

目的を明確にするための具体的ステップ

以下の3問に書き言葉で答えてみましょう(ノート推奨)。

1)なぜ英語を学びたいのか?
例:海外旅行をもっと楽しみたい/仕事の機会を広げたい

2)英語を使ってどんな自分になりたいか?
例:外国人と堂々と話せる/字幕なしで映画を理解できる

3)どんな場面(具体的に)で英語を使いたいか?
例:海外でタクシーの運転手と会話/外国人同僚と飲みに行く/外国人に日本食を英語で教える/留学して現地の友達を作る など

三つを言語化すると目的が一気に具体化し、迷った時の“戻る軸”になります。

まとめ:目的を「言葉」にすると、ブレない

英語学習で挫折しやすい人の多くは、「何のためにやるのか」を言語化していないことが原因です。

目的を言葉にするのは、単なる目標設定ではなく自分との約束

目的が明確なら、教材選び・練習の優先順位・毎日の行動が迷わず決まります。

今日の学びを「どの目的に効いているか」に結びつけ続ければ、努力は空回りしません。

小さな一歩でも、正しい方向に積み上げることが、50代・60代からの最短ルートです。

 

「英語を使ってどんな未来を生きたいか」


その答えを一文で言語化できたとき、あなたの学びは一気にブレなくなります。
英語は年齢に関係なく、目的が明確な人から上達していきます。

第3章:50代からの英語「1日どのくらい勉強したら話せるようになりますか?」

①量よりも「続けられる環境」を整える

英語を学び直すとき、多くの人が聞くのが「1日どのくらい勉強したら話せるようになりますか?」という質問です。。
でも本当に大切なのは、「どれくらい勉強すればいいか」ではなく、「自分が現実的にどれくらい続けられるか」を考えることです。

仕事、家事、家族との時間——。
50代・60代の生活には、若い頃にはなかった“時間の制約”があります。
だからこそ、「理想」ではなく「現実ベース」で計画を立てることが、成功の第一歩です。

英語学習はマラソンのようなもの。
長時間まとめてやるよりも、短くても毎日続ける方が確実に前進します。

もし1日15分しか確保できないなら、その15分を“ながら勉強”ではなくトレーニングの時間として使いましょう。

その積み重ねが、6か月後の大きな差になります。

② 学習メソッドの再現性をチェックする

教材を選ぶときは、「何を学ぶか」よりも「どんな順番で学ぶか」を重視しましょう。

たとえば:

・発音で“音の土台”を作る
・文法で“文の型”を理解する
・音読やシャドーイングで“話す練習”を積む

この3つを順番に行うことで、確実に「使える英語」が身につきます。

最近では「聞き流すだけでOK」「ゲーム感覚で覚えられる」といった学習法も多く見かけます。
確かに“英語に触れるきっかけ”としては悪くありませんが、これはあくまでサプリメント的な補助です。

初心者がまだ“音”と“文の型”を理解していない段階で聞き流しても、脳が英語を「音」として処理できず、                                         意味が入ってきません。

つまり、基礎が身についていないうちに聞き流しても効果は出ないのです。
栄養バランスの悪い食事をしている人がサプリだけ飲んでも健康にならないのと同じです。

 

大切なのは、地味でも「音 → 型 → 実践」の順で積み上げること。
SNSやアプリの情報に流されず、再現性のあるステップ型メソッドを選ぶのがコツです。

 

③ 現実的な到達期間を知る

英語は「短期間で劇的に話せるようになる」ものではありません。
しかし、正しい順番と方法で続ければ、確実に変わります。
半年で「聞き取れる耳」を作り、1年で「言いたいことを短文で言える自分」に変わる。
焦らず、正しい順序で積み上げていけば、50代・60代からでも遅くありません。

一般的に、1日1時間の学習を6〜9か月続けると、
「旅行や日常会話で困らないレベル」に到達する人が多いです。

重要なのは、焦らず“積み上げの意識”を持つこと。
英語は努力が見えにくい時期が続きますが、ある日突然「聞こえる」「出てくる」瞬間が訪れます。

④ “やらざるを得ない環境”を作る(英語コーチ・英会話スクールの活用)

独学が続かない理由は「怒ってくれる人がいない」から

多くの人が独学で挫折してしまうのは、英語が難しいからではありません。
実は、「やらなくても誰にも怒られない」からです。


疲れた日、忙しい日、気分が乗らない日──
誰も見ていないと「今日はいいか」と思ってしまう。
その“1日くらい”が積み重なり、気づけば数週間…。

だからこそ、英語学習を続けるためには、仕組みで自分を動かすことが大切です。
つまり、“やらざるを得ない環境”を自分で設計することです。

A. 英語コーチ(パーソナル)の使い方

英語コーチをつける最大のメリットは、「設計」「継続」「修正」の3つを外部に委ねられることです。

向いている人:
・自分で計画を立てても続かない
・弱点(発音・語順など)を短期間で直したい
・限られた時間で最短ルートを知りたい

良いコーチを見分けるポイント:
・成果物が明確:週単位のプラン・提出内容・チェック方法が決まっている
・弱点診断が具体的:「どの発音」「どの文法」でつまずいているかを明示してくれる
・フィードバックが構造的:「良かった点 → 改善点 → 練習法」の順に明確
・継続の仕組み:課題があり、日々何をするべきかが明確、定期的フィートバックが制度化
・相性:説明が平易で、50〜60代の学習ペースを理解している

B. 英会話スクールの選び方(チェックリスト)

英会話スクールを選ぶ軸は、「目的一致」と「アウトプット比率」です。
“楽しそう”“安い”“有名だから”ではなく、
「あなたの英語が本当に変わる仕組みがあるか」で選びましょう。

必須チェック(◎が揃うスクールを選ぶ)

・目的一致◎:あなたのゴール(旅行・仕事・日常)がコース設計に反映されている
・レベル分け◎:文法・発音など基礎から段階的に学べる(中上級と混在は×/グループレッスンは向かない場合も多い)
・アウトプット比率◎:レッスン中に自分が話す時間が全体の40%以上
・矯正◎:発音や語順をその場で直してくれる(“楽しく話すだけ”では×)
・宿題◎:音読・瞬間英作文など“家で再現できる練習”がある
・教材◎:50代・60代にも見やすい文字・生活場面中心の例文
・振替◎:欠席時の補講や録画対応がある

・可視化◎:月ごとの到達チェック(小テスト・録音評価など)

🚫 体験レッスンでの“赤信号”

✅講師が話してばかりで、あなたの発話が少ない

✅指摘が抽象的(例:「もう少し自然に」だけ)

✅褒めるだけで指摘がない(例:「You are great!」)

✅日々何をすればいいのかの提案がない(例:「次も頑張りましょう」)

✅講師が毎回変わる

C. 費用を見るときの本当の基準

多くの人がスクールを選ぶとき、まず「料金」を見ます。

もちろん大切ですが、安さで選んで結果が出なければ、その時間もお金も無駄です。

英語学習は“買い物”ではなく“投資”

見るべきは金額そのものではなく、どれだけあなたの成長に寄り添い、上達までの道筋を示してくれるかです。

✅あなたの目的を正確に理解して提案してくれるか

✅あなたの生活リズムに合わせた現実的な計画か

✅弱点を具体語で指摘し、改善手順を示してくれるか

金儲け優先で生徒数だけを追う場所より、「あなたの英語が本当に変わる」ことに責任を持つ場所を選びましょう。

💰 費用の見方(実質コスパで判断)

月謝だけでなく、6か月単位「1分あたりの指導単価」を算出

録音添削・個別面談・課題チェックなどの付帯サポートも含めて比較

学習時間 × 継続率 × 矯正量 = 実質コスパで評価

私がこれまでお会いした方の多くが試したのは、6か月で30万円前後のコースでした。
しかし、内容を見ると英文を作ってLINEで添削してもらうだけというケースがほとんどです。
サポートが少なく、初心者には難しすぎたり、会話練習の機会がなかったりして、

結果につながらなない方が多いのが実情です。

また、多くの人は「レッスン1回いくら」で計算したり、「期間が長ければお得」と考えがちです。

しかし、期間が長くても成果が出なければ、その時間もお金も無駄になってしまいます。

むしろ、短期間でも成果が出る環境に投資する方が、人生の時間を無駄にしません。

英語学習は“安く長く続ける”よりも、“確実に変わる期間に集中する”ことが大切です。

この意識の違いが、半年後・一年後の結果を大きく分けます。

 

D. 自宅でもできる“やらざるを得ない”仕掛け

教材は3点だけに絞る(発音・文法型・音読)
タイマーを3分に設定:短時間集中の習慣をつける
学習ログをつける:カレンダーに○×を記録(連続記録を切らさない)

全体のまとめ

英語学習の成果を左右するのは、「センス」でも「若さ」でもありません。
それは、環境・順番・継続の3つです。

1️⃣ 環境: 自分を動かす「やらざるを得ない仕組み」を作る。
コーチやスクールを賢く使い、習慣化のサポートを受ける。

2️⃣ 順番: 「音 → 型 → 音読 → 実践」の流れを守り、土台から積み上げる。

3️⃣ 継続: 完璧を目指さず、1日でも多く英語を口に出すトレーニングをする。
焦らず、自分のペースで積み重ねる。

50代・60代からの英語学習は、「もう遅い」ではなく「今が最適」です。
人生経験が豊富だからこそ、伝えたいことも深く、英語が“生きた言葉”になります。

そして何より大切なのは、
「やりたい」と思ったその瞬間が、あなたにとっての“最初の一歩”です。

🌿 英語を話す力は、才能ではなく順番で決まる。
今日からその順番を整えて、一歩ずつ“使える英語”を手に入れていきましょう。

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