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英文の組み立て方 ~ 直訳をやめて日本語から英語に変換する手順~
2020.06.29

英会話初心者の多くが直面する課題の一つに、

「単語の羅列から抜け出せない」という問題があります。

特に日本語と英語の語順の違いがその原因となり、

英語を話す際に混乱を招きます。

 

今回は、直訳をやめて日本語から

英語に変換する際の手順について詳しく解説します。

この手順を使えば、単語を並べるだけでなく、

きちんとした英文を組み立てられるようになります。

 

1. 日本語と英語の語順の違いを理解する

まずは日本語と英語の語順の違いを把握しましょう。

 

例えば、「私は犬が好き」という日本語の文章を英語にすると、

「I like dogs」という語順になります。

 

日本語:

主語(私は)

目的語(犬が)

動詞(好き)

 

英語:

主語(I)

動詞(like)

目的語(dogs)

 

このように、日本語は目的語が動詞の

前に来る一方で、英語は動詞が

目的語よりも先に来ます。

 

つまり、英語の文章を作る際は

動詞中心」で考える必要があります。

 

2. 単語の羅列から抜け出す方法

日本語は、主語を省略しても意味が伝わる言語です。

例えば、

「ラーメン」

「明日」

「残業」

 

という単語を並べただけでも、

ある程度の意味が通じます。

しかし、英語ではそうはいきません。

 

英語は動詞を中心に文章が構成されるため、

単語を羅列しただけでは意味を成しません。

 

例:

日本語:

「ラーメン」「明日」「残業」

 

英語(正しい文):

I want to eat ramen tomorrow. / I have to work overtime tomorrow.

 

このように、

英語では主語・動詞・目的語

明確にする必要があります。

3. 英文を作る3つの手順

英文を正しく組み立てるためには、以下の3つの手順を意識しましょう。

1)動詞を決める

英語では動詞が文章の核になります。

まずはどの動作を表現したいのかを考えましょう。

例:「昨日は楽しかった」→ 動作は「楽しい時間を持った(had a good time)」。

 

2)主語を決める

動詞の次に、誰がその動作をするのかを決めます。

例:「私が楽しい時間を持った」→ 主語は「I」。

 

3)目的語や補足情報を加える

最後に、何を、どこで、いつ、などの情報を加えます。

例:「昨日私は楽しい時間を持った」→ I had a good time yesterday.

 

結果として、「昨日は楽しかった」

 

という日本語は、

英語で「I had a good time yesterday」となります。

 

4. 実際の例文で練習する

 

例文を使って手順を練習してみましょう。

日本語:「私は明日ラーメンを食べたい」

 

手順に従う

1)動詞を決める:

「食べたい(want to eat)」

2)主語を決める:

「私(I)」

3)目的語と補足情報を加える:

「ラーメンを(ramen)、明日(tomorrow)」

英語:I want to eat ramen tomorrow.

 

 

もう一つの例:

日本語:「昨日は楽しかった」

 

手順に従う

1)動詞を決める:

「楽しい時間を持った(had a good time)」

2)主語を決める:

「私(I)」

3)補足情報を加える:

「昨日(yesterday)」

 

英語:I had a good time yesterday.

 

 

5.人を主語にする癖をつける

英語では、ものや出来事を主語にするよりも、

人を主語にしたほうが文章が自然になります。

例えば、「明日は休日です」という

日本語をそのまま訳すと

「Tomorrow is a holiday」

になりますが、

英会話初心者には

「I will enjoy my holiday tomorrow」

のように、自分を主語にする練習がおすすめです。

 

人を主語にすることで、

文章が明確になり、

動詞を中心にした英語らしい

構造を作りやすくなります。

 

6.直訳を避けるためのポイント

日本語と英語では語順が全く異なるため、

直訳は避けるべきです。

 

特に初心者の場合、次のようなポイントを

意識するとよいでしょう:

 

主語、動詞、目的語を必ず含める日本語:「明日は残業です」

英語(直訳):Tomorrow is overtime.(不自然)

英語(正しい文):I have to work overtime tomorrow.

 

動詞を中心に考える

日本語:「昨日は楽しかった」

英語(直訳):Yesterday was fun.(簡単だが限定的)

英語(より豊かな表現):I had a good time yesterday.

 

 

 

📌 まとめ

  • ✅ 英語の文章を作る際には、「動詞を最初に決める」
  • ✅ 動詞を中心に主語と目的語を考え、語順を意識する

この手順を繰り返し練習することで、

英語を使ったコミュニケーションが

よりスムーズになり、自信を持って

話せるようになるはずです。

 

ぜひ、実践してみてください!

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