こんな経験はありませんか?
〇外国人が近くにいても話しかけられないように避けてしまう
〇英語を話して、Sorry?と聞き返されるのが怖い
〇相手が言っていることがわからなくても、わかったふりをして愛想笑いでごまかしてしまう
英語初心者の段階では多かれ少なかれ、このような経験がある方が非常に多いです。
この怖いという意識があまりに強く英会話恐怖症になってしまうと、せっかく英語の勉強しても
実際の会話となると怖くて話せなくなってしまうので、今日は、どうしてこのように
恐怖に感じてしまうのかという主な原因と対処法をお伝えします。
学校で習った英語は文法や単語が中心でほとんど英語の音の学習はしていないので
40代、50代になってから英語をやり直そうと思った時に、皆さん苦労されるのがリスニング、スピーキングです。
特に実際の会話では、テキストに出てくるような、きれいなハッキリした英語を話す人は少なく、
前後の音がつながってぐしゃっとつぶれたような音に聞こえたりして、
簡単なはずの単語でも全く聞こえないというようなことがあり、いざ外国人の前に立つと、
全くリスニングができなくそれだけで、かなり精神的に圧倒されてパニックになってしまう方が多いようです。
単語を覚える時も最近の教材はアプリがついていて、例文を聞きながら学習できるものも
多いですので、単語の意味を調べるだけではなく、実際にその単語が文章の中で、
どのように使われていて発音されているのかを音声を聞いて確認しながら、
自分でも声に出して同じように言えるようにしていきましょう。
その時に、お勧めなのは、自分の英語を録音してみるということです。
すると、音声と自分の英語の音のズレに近づくことができますので、同じになるまで
何度も何度も練習していきます。
自分でも本来の英語の音で言えるようになると、相手が言っている英語も聞こえるようになるので、
外国人との会話の時に、少しリラックスできるようになります。
学校英語では英語は科目の一つであったので、大人になって英語をやり直そうと思った時も、
あっているか、まちがっているかを基準にしてしまう方が非常に多いです。
特に今50代以上の方だと、学校の教育自体が、意見を交換をしたりという場はほぼなく、
先生の板書を書き写し暗記するといういわゆるRote learning(丸暗記教育)を受けられてきているので、
その名残で、どうしても自分の英語があっているか間違っているかを気にしてしまい、
間違ってはいけないという呪いに近いものにとらわれてしまっている方が多いです。
ただ、私自身も大人になって英語を一からやり直しましたが、
結論からすると、早くたくさんの間違いをする人は上達が早いです。
なぜなら、英語は最終的には、使ってなんぼという世界なので、間違いを恐れて
話さなければ、どれだけ知識をため込んでも、残念ながら、話せるようにはなりません。
人は、自分に自信がないことについては、特に過敏に間違いを気にしてしまうものですよね。
英語を話している時のあなたご自身を思い出していただきたいのですが、焦点が自分にあたりすぎていませんか?
〇私の英語下手だと思われてないかな?
〇こんなこと言ったら恥ずかしいな
〇間違ったら嫌だなあ。
このように、焦点が自分にあたりすぎてしまうと、余計に緊張してしまいますので、
意識していただきたいことは、相手に焦点を当てるということです。
英語で楽しく会話ができるようになっている未来の自分を想像しながら
間違いを怖がらずどんどん話していきましょう。
相手は、あなたの英語力には、興味がありません。
あなたの会話の内容を聞いているので、実は間違いを気にしているのはあなただけですので、
自分の英語がどう思われているかを気にせず、相手に伝えるということを一番に考えましょう。
ですから間違わないように、がんばるのではなく、間違える勇気をもって会話に挑みましょう。
間違うとその時は、恥ずかしい思いをするかもしれませんが、だからこそ
それが記憶に残って、定着するということもよくあります。
私は今までのべ400人以上の50代以上の英語初心者の方の指導をさせていいた抱いていますが、
皆さんに共通しているのは、理想が高すぎ((笑)
口では、
「私全然英語話せないので、簡単な日常会話ができればいいんです」と言われますが、
実際には、かなりもっと高度なことができないといけないと思われてしまっています。
どこかでネイティブの英語を基準にしてしまっているのだと思います。
ハッキリ言います。
50代からやり直し英語を初めて、ネイティブの英語を求めるのは、現実的にかなり難しいです。
そしてネイティブになる必要もありませんよね。
日本人としてのアクセントがあったり、言い回しがちょっと不自然でもいいではないですか?
どうしても日本ではまだまだ日常で英語に触れる機会が少ないので、
英語=映画でみるネイティブの英語というようなイメージが作り上げられてしまうのも無理がありません。
ただ実際は、英語が世界中の色々なところで話されていて、その国独特のアクセントがあります。
実際には、英語圏に住む人は、色々なアクセントを聞いているので、多様な英語に慣れています。
もちろん上を目指すのは、いいことですが、最初からネイティブを目指しては、目標としては高すぎるので、
目標設定を現実のものに下げましょう。
例えネイティブが目標でなくても、あまりに現状のレベルとかけ離れていると、ゴールが遠すぎて挫折の原因になります。
それよりは、最終ゴールの前に、いくつかの段階を作って、途中の短期的な小さいゴールを設定してそれを線で結んでいくようにしましょう。
例えば、ネイティブの発音、言い回しを目指すのではなく、まずはたどたどしくてもいいから
自分の言葉で相手の顔を見てリラックスして話せる!
それが、できたら、会話のキャッチボールを2,3周ストレスなく続くようにする!
など。
日本は海に囲まれた島国のため、他の文化が入ってきづらい状況ですよね。
その知らないという不安が、恐怖につながってしまう。
私の生徒さんも皆さん口をそろえて言うことですが、学習する前は、外国人の方が近くにいると、
「お願いだから話しかけないで!」と思っていたという方がとても多いです。
これは、英語自体がわからないという問題のほかに文化を知らないと怖いと感じてしまうことがあります。
例えば、英語は、日本語に比べて、手振り、身振り、顔の表現などが派手で大袈裟に感じるかもしれません。
相槌も日本は、ふーん、とか首をコクコク縦に振る感じですが、英語の場合、
「That’s cool.」
「I see. 」
「Are you kidding?」
など声にだします。
このようなことを知らないと、それだけで圧倒されてしまうかもしれませんね。
また日本の文化に比べて、濁さず自分の意見をはっきり言うので、それがとても冷たく聞こえてしまったり。
私がレッスンで使っている教材に出てくる会話で、Aさんが、カントリーミュージックが好きといい、
Bさんはそれに対して、私はカントリーミュージックは嫌いというシーンがあります。
ここで多くの生徒さんが感じるのは、相手が好きと言っているものに対して、
いくら好きじゃなくても、私は好きじゃないとここまではっきりは言わない。
という文化の違いです。
確かに、日本人同士の会話なら、「ああ、そうなんだねえ。私は、ポップが好きだなあ」
など濁した言い方をする方の方が多いかもしれません。
わざわざ相手が好きなものを私は嫌いということは言わないかもしれませんね。
もちろん、表現の仕方は同じ文化の人の間でも、色々なので、一概に英語話者はすべてのことをはっきり言うというように
白黒はっきりはさせられませんが、このような、背景を知っているのと知っていないのとでは、会話の中でリラックス度が
違ってきます。
ただでさえ慣れない英語を話しているときに、さらに慣れないことを追加されたら誰でも頭がパンクしてしまいますね!
洋画を観て英語を学ぶというよりは、その人の表情、身振り手振りや相槌などを学ぶということに
意識を向けて観ていただくといいです。
YouTubeなどでも媒体は何でも構いませんが、会話の中でどのように人々がふるまうかわかるのがいいので、
会話形式で話しているものがいいです。
トピックはなんでもいいのですが、自分の興味のあるものを選んでください。
そして、この人の話し方、身振り手振り好きだなあという方を見つけたら、
英語を話す練習をするときも、真似をしてみるといいです。
英会話は、机上の勉強とは違い、単語や文法力だけでなく、表現の仕方やあいづち、
間の取り方などすべて含めて大切ですので、英語を話す時は、英語の文化を知って、
それに合わせて話すことができるようになると、リラックスして話せるようになります。
最終的には、緊張してしまう原因と克服法を知っただけでは、改善されませんので、対策を元に実行に移していってくださいね。
あなたが英語を話す時のリラックス法を是非押してくださいね!
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